ウルソ®注射液10%
資料・パンフレット
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製剤詳細
・有効成分のウルソデオキシコール酸は、胆汁酸の一種で、家畜の各種肝機能障害の治療剤として合成されたものです
特徴
【利胆作用】
1)組織移行性
肝細胞に直接作用して、胆汁酸などの胆汁成分を豊富に含んだ胆汁の分泌を促進する催胆作用と、肝内細胆管から総胆管へと胆汁を押し流す排胆作用を併せて利胆作用といいます。ウルソデオキシコール酸は胆汁酸の中で最も強く利胆作用を示します。
2)肝血流量増加作用
肝臓が障害されると肝臓の血液量は減少します。ウルソrは肝臓の血液量を増加させ、肝臓の障害を修復改善します。また、肝臓への血流が増加することにより、肝細胞への酵素や栄養の供給が高まるため、肝臓の代謝機能を高めます。
3)置換作用
投薬により胆汁酸中に界面活性作用が弱いウルソデオキシコール酸の割合が多くなります。他の胆汁酸に比べ界面活性作用が弱いウルソデオキシコール酸が多くなることにより、結果的に肝細胞を保護し、障害を受けた肝細胞の修復を助けます。
組成
10ml中にウルソデオキシコール酸1000mg含有
効能・効果
牛、犬:ケトージス、肝機能減退症
包装
10mlバイアル×10本