カルトロフェン・ベット注射液 CASE REPORT No.3

CASE REPORT No.2
左パテラ第3度内方脱臼が変形性関節症(OA発症)の素因と考えられる骨関節炎に、カルトロフェン・ベット注射液が著効であった犬の一例。

プロフィール
 名前  マコ
 品種  マルチーズ
 年齢  6歳
 性別  
 体重  4.2kg
 推定原因  加齢性、品種
 主たる対象関節  左膝
 主訴・診断  約2ヵ月前より左後肢の跛行を認めるようになった。

 

有効性の評価 (社内資料)
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安全性の評価(社内資料)
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 [ 経過観察 ]

本剤4回注射後、来院した際に行った骨関節炎の処置は以下の通り
   1462日  1596日  2012日
 OAに対する処置  なし  なし  なし
 備考 僧帽弁閉鎖不全症(MR)発症のため来院アピナック投与開始 外耳炎のため来院ビクタスS投与開始 腎不全の発症、MR経過治療中

担当獣医師の評価
担当獣医師の総合評価   著効
担当獣医師の考察   2回目の投与後、経時的な症状(跛行・疼痛感)の軽減が確認された。オーナーの気にするうめき声(呻吟)も解消した。

本症例は左パテラ第3度内方脱臼に起因したOAのため来院、カルトロフェン・ベット注射液投与によって10日後(2回目投与後3日目)に跛行がなくなった。その後、当院に来る理由はMRや外耳炎の発症、その処置であった。OAに関する診断や処置は記録されていない。

オーナーのコメント   2週目の注射投与後、ぎこちない歩き方やうなり声がまったく認められなくなった。