カルトロフェン・ベット注射液 CASE REPORT No.1

CASE REPORT No.1
3ヵ月前より後肢に疼痛感が認められ、あまり歩行しなくなった症例にカルトロフェン・ベット注射液が著効を示した一例

プロフィール
 名前  ネネ
 品種  雑種
 年齢  7歳
 性別  避妊雌
 体重  19.1kg
 推定原因  交通事故
 主たる対象関節  右膝
 主訴・診断  3ヵ月前より後肢に疼痛感が認められ、あまり歩行しなくなった。 腰部を痛がる。この症例は子犬保護時の交通事故が原因と思われる。
このとき骨盤骨折があって、後肢に機能障害が残っていると判断した。

 

有効性の評価 (社内資料)
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安全性の評価(社内資料)
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 [ 経過観察 ]

本剤4回注射後、来院した際に行った骨関節炎の処置は以下の通り
   285日
 OAに対する処置  あり
 OAに対する処置内容  腰痛再発、プレドニゾロンとNSAIDの5日間投与で改善。

担当獣医師の評価
担当獣医師の総合評価   著効
担当獣医師の考察   第3週目より想像以上に運動の改善が認められ、8週目のX線検査所見においても股関節の軟骨増生が認められた。

この症例は初回カルトロフェン・ベット注射液投与から再発までの9ヵ月間、想像以上の改善を示した。その後、再発を繰り返す度に適切な治療を行って対処した。なお、もともと肥満犬(最大で25kg)であったので、減量を指導、その効果もOA管理に有用であったと思われた。

オーナーのコメント   第3週目以降、今まで行かなかったところまで散歩を促すようになった。