vet-i-ch

カルトロフェン・ベット注射液 CASE REPORT No.3

作成者: Vet-i Ch|Apr 29, 2024 3:00:00 PM

CASE REPORT No.2
左パテラ第3度内方脱臼が変形性関節症(OA発症)の素因と考えられる骨関節炎に、カルトロフェン・ベット注射液が著効であった犬の一例。

プロフィール
 名前  マコ
 品種  マルチーズ
 年齢  6歳
 性別  
 体重  4.2kg
 推定原因  加齢性、品種
 主たる対象関節  左膝
 主訴・診断  約2ヵ月前より左後肢の跛行を認めるようになった。

 

有効性の評価(社内資料)

安全性の評価(社内資料)


 [ 経過観察 ]

本剤4回注射後、来院した際に行った骨関節炎の処置は以下の通り
   1462日  1596日  2012日
 OAに対する処置  なし  なし  なし
 備考 僧帽弁閉鎖不全症(MR)発症のため来院アピナック投与開始 外耳炎のため来院ビクタスS投与開始 腎不全の発症、MR経過治療中

担当獣医師の評価
担当獣医師の総合評価   著効
担当獣医師の考察   2回目の投与後、経時的な症状(跛行・疼痛感)の軽減が確認された。オーナーの気にするうめき声(呻吟)も解消した。

本症例は左パテラ第3度内方脱臼に起因したOAのため来院、カルトロフェン・ベット注射液投与によって10日後(2回目投与後3日目)に跛行がなくなった。その後、当院に来る理由はMRや外耳炎の発症、その処置であった。OAに関する診断や処置は記録されていない。

オーナーのコメント   2週目の注射投与後、ぎこちない歩き方やうなり声がまったく認められなくなった。


カルトロフェン・ベット注射液 CASE REPORT

Case Report No.1:
3ヵ月前より後肢に疼痛感が認められ、あまり歩行しなくなった症例にカルトロフェンが著効を示した一例

Case Report No.2:
加齢が原因と思われる第1腰椎の疼痛に、カルトロフェン・ベット注射液が著効であった犬の一例

Case Report No.3:
左パテラ第3度内方脱臼がOA発症の素因と考えられる骨関節炎に、カルトロフェン・ベット注射液が著効であった犬の一例

Case Report No.4:
右パテラ第3度内方脱臼を素因と考えられている骨関節炎にカルトロフェン・ベット注射液が著効であった犬の1例